第7回のメンタルヘルスのセミナーにて、不適切な表現があったことを深くお詫び申し上げます。いかに説明をさせてもらいます。
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不適切な表現だと考えられる内容
1)「コロリーナ」
何かしらの意図があったにせよ、毎日PPEを着て自分への感染リスクを抱えながら対応している人材が聞くと、不快な感情を抱く言葉である。対応が長期化してストレスを抱え、ウイルス名に過敏に反応する状況を理解すべきである。
2)一部の看護師を区別する表現
対応意識や教育の違いから、一部の看護師を区別して話す場面があり、区別することは理解できるが、表現の仕方には配慮や工夫が足りない。多くの医療者や市民に危機感を共有してもらうことが大切であり、区別より内包(インクルージョン)していく話し方や言葉の選び方が不可欠である。
今後の対応
1)録画リンク
チーム内では録画リンク公開に反対する意見がほとんどでしたが(正しいと思います)、こういう時こそ透明性が大切で、セミナ―責任者(岡田)の判断で録画は公開します。理由は2つあります。まずは、失敗やミスは隠さずに公開すること。さらに多くの評価やフィードバックをもらうことで、より深い振り返りと改善が可能になります。「正しく間違えて、正しく修正していく」というコンセプトを実行していきます。つぎに、講義の理論的な部分は、科学的に正しい内容であり、とても良く構成されています。一部、不適切な表現がありましたが、他の部分は現場に還元できる有益かつ貴重な情報です。
2)チームでの振り返り
セミナー後に毎回振り返りの会議を行っていますが、セミナーがない明後日にチーム会議を設定して、今回の件と全体に関する議論を行い、今後の具体的なプログラム改善に落とし込んでいきます。セミナーの量から質へ移行する時期であると考えています。
3)今後のセミナー
今後も予定通り、オンラインセミナーを続けていきます。使命感のみでチームもプレゼンターも協力してくれて、それぞれの仕事がある中で、想像を超える時間とお金を費やしてくれております。こうやって、日本全国がオンラインで、スマホで、学び合える環境は本当に貴重な機会だと感じています。セミナーを提供する人も、セミナーを視聴する人も、お互いにしっかりと尊敬を示して、セミナーを続けていきます。
ぼくらの使命は、ひとつでも多くの知識を共有して、COVID-19から、ひとりでも多くの命を救う、ことであり、ひとつの不適切な表現にとらわれずに、今後のセミナーにも継続して参加して頂けると幸いです。プロフェッショナルとして、やるべきことをコツコツと丁寧に、やってきましょう。
不適切な表現があったことを、心よりお詫び申し上げます。